--- DOMINATOR(ドミネーター)BOOSTER HF O2(100g)【 雪温 】0℃ 〜 -7℃ 【OLD SNOW】降雪後4日以降 二硫化タングステン配合---
「 ドミネーター ブースター HF O2(100g) 」
☆ 日本専用、次世代雪温別対応ワックス
ブースターシリーズがさらにブーストアップ!
花粉、黄砂、塩分、火山灰、中国大陸からの大気汚染等の影響を受ける日本の特異な雪に対応する 日本専用ワックス。従来のようにワックスをミクシングすることなく単体で日本の雪質に対応します。
◎ HF
ドミネーターのレースチームが以前より使用してきたハイクオリティのフッ素が配合されており、オリンピックやワールドカップ等、トップレベルの舞台で勝利を手に入れてきました。NEW SNOW(降雪後3日以内)かOLD SNOW(降雪後4日以降)かを判断し、低雪温or高雪温どちらかのワックスを選択するだけです。ブースターシリーズに配合されているフッ素は、我々が独自に開発したEU2020-PFOA 対応のC6 フッ素を使用しており、PFOAフリーとなります。
◎ HF O2
降雪後4日以降でウエットスノー(グローブを付けたまま雪を握って、1回で雪玉が作れる水分の多い雪質)の時に最も威力を発揮します。
【 雪温 】0℃ 〜 -7℃
【OLD SNOW】降雪後4日以降
【 内容量 】100g
◎ ドミネーターナノテクノロジー
我々は幾年もの研究開発を経て、自然とナノテクノロジーの応用を取り入れることにより、フッ素を用いることなく、撥水性を高めることに成功しました。ロータス(蓮)の葉には天然の撥水性があるため、水滴は葉の上で球体に弾かれ分散します。顕微鏡写真で細かく見えるように、ミクロの毛細物質が「空気のクッション」として、水滴と葉の表面の間に存在します。
ブースターシリーズのBP、HC、FFには、ワックスと水滴の間にこの「空気のクッション」を作成するナノテクノロジーを取り入れています。これによりハイドロカーボンワックスの撥水性を飛躍的に向上させます。
◎ 二硫化タングステン配合ワックスとは
BOOSTER シリーズは二硫化タングステン(WS2)を基に開発されました。 二硫化タングステンは次世代の潤滑剤としてNASA のためにスタンフォード大学の研究者達によって開発された、環境にやさしく非毒性でかつ非活性の物質です。
DOMINATOR はこの二硫化タングステンを非水性分散液(N.A.D)とナノテクノロジー方式を用いて特別なグレードに改造し、BOOSTER シリーズのワックス全てに配合しました。
◎ 二硫化タングステンの働き
BOOSTER シリーズは、今までワックスの基本と言われていた雪温対応ワックスにとって変わり、あらゆる雪温、雪質に対応します。日本国内の雪は不純物(塩分、黄砂、火山灰、花粉、油汚れ、中国大陸からの大気汚染、他)が多く混ざっているため、滑走面やワックスにダメージを与えやすいことが特徴です。
そして、これらの不純物がより静電気の発生を高めており、日本の雪が抱える大きな問題です。
グラフで見てとれるように、ワックスは滑走性を良くするために必要不可欠ですが、ワックスを使用することで静電気は増え、滑走性を妨げる摩擦を増加させます。よって、ワックスを使用する際は同時に静電気を抑えることが必要不可欠となります。
BOOSTER シリーズに使用されている二硫化タングステンは硬く、雪の結晶がワックスに突き刺さるのを防ぎ、さらに内部摩擦が非常に少ないため、潤滑性に富んでいます。また静電気を抑える効果があるため、不純物の混ざった雪に対しても理想的な滑走性を発揮します。
ドミネーター・ワックスは1990年代前半、当時のUS スキーチームが指定選手のみが使う競技専用ワックスを開発する事になったのがきっかけです。開発責任者はフッ素工学の権威であり、フッ素配合ワックスの発明をしたタノス・カリダス博士であり、アドバイザーとして数多くの名選手を育て上げたトム・ライナース氏が抜擢されました。まだテスト期間の時からその実力は際立ったものがあり、USスキーチーム内でも使用した選手は表彰台に上がる事が当たり前となり、表彰台を支配する(ドミネートする)という異名をとりました。その後、US スキーチームのみならず一般にも広げようとより速く、より解りやすいワックスの開発は続けられ、後に日本の久住和永( スピードスキー日本記録保持者)も開発チームの一員として加わり今日に至ります。
Thanos Karydas (代表 タノス・カリダス博士)
ギリシャのアテネ出身。NY大学にて有機化学、ポリマー工学、そして物理有機化学の博士号を修得。カリダス博士は、フッ素混合化学のスペシャリストで、もともと極めて困難と言われていたフッ素をパラフィン(ワックス)と混合させることを世界で初めて成功させた人物である。シバガイギ社にて10 年以上フッ素工学関係の研究を続け開発部長を務めた後、ダイナックス社に所属中、フッ素とパラフィンの混合に成功、特許を取得する。その後独立をし、自らスキー、スノーボードを趣味とする事から雪とワックスの深い世界に魅了され現在に至る。5 0 以上もの国際特許や出版物を発行しているが、現在の目標は「誰よりも雪を研究し、自らの知識と経験を活かして世界最速のワックスを作り続ける」事である。